【雪山訓練について】お知らせ

 現在、当会では雪稜登攀のための訓練山行を特に設けていません。雪稜については季節の制約があるため、シーズン初めに訓練山行を組むのが通常ですが、今シーズンは新人からの要望がないため、計画から外しています。今後要望が多くなりましたら再開したいと考えています。

 ぜひ、活動の幅を広げていただきたいのですが、やはり「今の自分に何ができるのか」「今の自分に必要なことはなにか」を熟慮してください。

 目の前にあることに後先考えずすぐ飛びつくのはあまり得策とはいえません。

 道具も揃えなけければなりませんし、技術も必要です。つまり活動の種類が増えれば、それなりにお金と時間がかかります。ハイキング以上のバリエーションでは、道具の貸し借りは通常絶対にしません。乾いた岩を登る山行でも、靴・ハーネス・PAS・ヘルメット・クイックドロー・60mシングルロープ・50メートルダブルロープは最低限の個人装備です。プラスしてスリング類、カラビナ類が必要となります。経験者であっても揃えるべき個人装備の基本が理解できていない方は認識の齟齬が予想されますので参加をお断りしています。最低限の個人装備を持たずに、ナチュラルプロテクションの道具を買ってきても意味がありません。冬山には冬靴とアイゼン、アックスなどが個人装備に追加となります。

 初心者の方には何をいつ購入すればいいのか面接で説明していますので、説明後に購入してください。

 また、初心者のうちはまずは歩くことが大切で、地図読みがきっちりできないのに「経験してみたいから」というだけのモチベーションでバリエーションに飛びつくのは無理があります。沢登りや雪山は簡単に見える場合もありますが、条件が変わったり、天候が変わったりすれば、どんなに簡単な初心者ルートでも危険満載の悪魔のようなルートに豹変します。無雪の山も積雪の山も、ロープ扱いを必要とする山行の前に、しっかり歩きこんでください。ちなみに、ヨーロッパアルプスでは夏山でも日本の冬山技術が必要になります。