コロナ時代となり、ジムトレにも注意が必要。
それでなくても最近インドアジムでの事故事例が多い。
パンプでもビレイミスでの事故が相次いでいる。
ボルダーでも腰の骨を折る大怪我をした人がでたばかり。
さて、久しぶりのJun君とのジムトレは、とてもスムーズだった。
まず、器具の扱いが的確で、多少のことは一回ですぐコツをのみこんでくれる。
登りもほぼ初めてでパンプは初回なのに、10Aまではトップロープで問題ないので、すぐにリードクライミングを教えた。
これも、基本のクリッピングはもちろん、逆クリップやゼットクリップのようなトラブル対応まで、すぐに覚えてくれた。
ついでにリードのビレイも・・・これもとてもスムーズで、少し、アジャストメントを覚えれば、もっとうまくできるようになるだろう。
とにかく、何がいいかと言うと、学ぶ姿勢がある、ということに尽きる。集中力が途切れることなく、私たちの動きを「ガン見」している。あまりに真剣な眼差しなので、気迫すら感じる。
なにかを教えてもらうなら、これくらいの姿勢が望ましい・・・
結局Jun君は5.9のリードまではまったく問題がないので、次には10Aのリードに挑戦してほしい。
たぶんすぐ登れるようになると思う。
いろいろな傾斜があるので、どんどんチャレンジしてほしい。
Jun君を見ていると、詳しくは教えていないのに、私たちのムーブを見るだけで同じようなフリを入れていたから、「見て学ぶ」という基本が備わっており、それをすぐ自分で取り入れるだけの頭の良さと運動神経があるのだと思う。
個人の資質は侮れない。
さらに本人は「ビレイしていて怖かった」と言っているので、これも正常な反応であり、重要な資質だ。ビレイミスが即重大な結果に結びつくことをしっかり理解していてくれる。反省どころか逆ギレして何にも感じない人もいるのに・・・
ちなみに彼は40代です。
求む、こういう新人。