城ヶ崎シーズンイン

 少し早めにシーズンイン。

 COVID状況で今後どうなるか分からないので、登れるうちに登っておこう。特に宿泊先が人数を絞っているので、今シーズンは早めに計画をたて、早めに予約することになった。予約のタイミングに間に合わないと参加できないので留意されたい。

 初日、アンクルから始めてベビー、シスター、サム。

 二日目はシスターから始めてファザー、ブラザー、マザー、奥のかぶりルートで締めた。

 また新人は登り返しの練習もしてもらった。登り返しと自己脱出はアルパインには必須だが、毎回毎回時間を取れるわけではないので、練習する機会があればその際にしっかり確認してもらいたい。セットについては理屈を覚えていれば、問題ないはず。

 ネットで下に貼り付けた記事を見つけた。

 

 先日の初御在所で、14時半過ぎに若者3人組に声をかけられた話を書いたが、ほんとうに午後になってから登り出す人たちがいることを知った。それも相当数いるらしい。あの時の若者には遅くても9時には登りださないと遭難の危険があると言ったが、素人なら6時に登り始めて12時には行動終了してほしい。以前も都内を8時くらいに出て、コースタイムで5時間ルート、15時下山予定、などというアホな計画が出てきたことがあったが、世の中、アホの上にはさらに大アホがいるんだなあ。今の時代、ちょっとネットで調べれば登山の危険なんてよくわかると思うのだけど、なんにも調べないのか? 

 この記事のケースでさらにアホだと思うのは、「ペットの犬を連れていた」という点。

 大抵の家庭犬は登山に連れて行くのは虐待と紙一重である。犬は登りは強くても下りが厳しくて、膝を悪くしてしまう。ひどい時には手術が必要になる。犬は戸外が好きだから一見喜んでいるように見えるが、彼らにはその後どのようなことになるのか予測する能力はない。登ったぷんだけ降りなければならないとか、下りが延々と続くなど、考えていない。どのような状況になるのか考えられるのは飼い主だけなのだが、その飼い主に頭がついていても脳みそが入っていないと犬にはとんでもない災難となる。犬づれだと、たいてい下山に時間がかかる。山に連れて行けるのは救助犬として正規の訓練を受ける犬たちだけと考えた方がいい。

御在所岳で遭難女性2人を救助 登山客に注意呼び掛け 三重

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伊勢新聞

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