庚申山から皇海山

一般登山道とはいえ、厳しいといわれている庚申山からの皇海山登頂にトライ。
 6月になるとコウシンソウの開花と重なり混雑が予想されるため、あえて5月中の計画とした。庚申山荘は避難小屋だが予約が必要とのことで、登山口のカジカ荘で料金を払う。
 一泊二日でお山回りコースも歩こうという欲張り計画。
 初日は庚申山荘まではいり、寝る場所を確保して荷物をデポしてお山めぐりへ。
 アカヤシオが満開のなか、奇岩めぐりを楽しむ。
 山荘に戻ると宿泊者は20名を超え、管理人も入ってきていた。
夜は当会名物の豪華すき焼き!
 肉はたっぷり一人200グラムだよ!
 二日目は天気が危ぶまれたものの、うっすらとモヤのかかる程度だったので、うどんの朝食後、5時発で鋸山経由で皇海山。
 昨夜ひとつしかない大きなテーブルを14時から20時過ぎまで6時間以上独占し他の人たちにいっさい配慮のない大騒ぎをしていた非常識な大人数パーティーは結局登らなかったらしく、先行した単独の登山者と私たちだけが、六林班峠を回るコースを辿った。
 皇海山前後でトレイルランナーと行きあうものの、彼らは鋸山往復なので、六林班には入らない。もっとも岩や残雪まじりの場所では極端にスピードがおち、地形を見ずに指導標頼みで走るランナーには、ルーファイが必要で、荒れている六林班は難がある。
 五万図では2時間で抜けられるとのことなので、たいてい記載時間の7割から5割の時間で歩ける私たちなのでそのつもりでいたら、とんでもない、山荘までまるまる2時間かかった。
 さっくり下山後は、水沼温泉センターで汗を流して夕飯もいただく。水沼駅ではちょうどわたらせ渓谷鉄道の列車がすれ違い。私たちはにわかてっちゃんになって、写真撮りまくり。
クライミングのない登山だが、充実した山行となった。
 カジカ荘ベースの極楽登山もいいかも!