小川山南稜レモンと湯川クラック

    今週はクライミング強化でマルチ、南稜レモン。
 新人はクラックで苦労しましたが、無事トップアウト。
 いろいろ学んだと思います。

 登攀力は一朝一夕にはつかないので、ムーブの引き出しを増やしていきましょう。
 今日も天気に助けられました。

 ロープワークも二子以来でしたが一度しか教えていないのに完璧に理論も覚えていて実践もできるようになりました。

 「ビデオに撮っても使えなければ意味がないので、いくら知識を溜め込んでも無駄ですよ」というのに注意を無視して一生懸命録画して、録画したことで安心してしまって結局何ひとつ身につかない、というケースもありますが、さすがに若い人はそうしたテクノロジーの限界もよくわかっているので、こちらも手間がかからず助かります。

 二日目は小川山の天気が悪いので湯川へ。

 林道は地元への配慮から進入が禁止になっていますが、遠方ナンバーの車が何台も入りこんでいました。

 なかにはガイドさんまで・・・

 今の情勢ではアプローチの情報確認は必須です。

 さて、湯川もそれほどいい状態ではないものの、クラックの中までは濡れておらず、昨日の課題だった「クラックの登り方」を重心との関係で丁寧におさらい。いろいろな体勢を試していいバランスを探すことが大切です。

 とにかく滞空ならぬ滞壁時間を増やしましょう。

 思い出したように1ヶ月に一回、三つ峠や日和田、小川山でもフェニックスのように簡単なロープワークの練習用の壁ばかり登っていても登攀力は身につきませんから、貪欲に壁に取りつくことが大切。

 今年の新人はとても優秀なので、ビレイも十分まかせられるようになってきましたから、ほどなく問題なく登れるようになると思います。