登山学校交流集会

全国各地の登山学校担当者が集結。今年のテーマはハイキングリーダーのロープワーク。中途半端な理解と技術で、中途半端な確保をしたがために、ハイキングで事故が起こる事例を検証。基本的に、ロープは日常的に使用していないと、使ってはいけない、と考えるべきだし、ロープを出してもらえないと登れない、降りられないなら、それはハイキングではなく、バリエーションとなると理解すべきだろう。こうした点を念頭に、実際の事故現場で検証を行った。

また、最近、若者の遭難事案が増加している。多くは判断ミスによる。昔、私たちも、「若いはバカいと同義語だ」と言われたが、登山でも、後から考えると、バカな判断をしたな、と思う事例がある。それを糧にしてきた年配者は多い。だから、若者がたとえ怪我をしても、命があって帰ってきてくれるなら、それも経験だと受け止められる。そうした体験をフィードバックするのが山岳会の役割のひとつなのだが、ヒヤリハットを積み重ねていない団体も見受けられるようになった。成功や素晴らしかった体験を披露するのも良いが、会の中では失敗談も共有してほしい。少しでも冒険的な要素のある登山に挑戦したいなら、当会では多少の失敗はリカバリーできるようにアドバイスしながら、若い登山者を全面的にバックアップしている。命はひとつ。なくしてしまったら取り返しがつかない。